11月30日(水)14時30分頃に発生したホームページ障害についてのお詫び
11月30日(水)14時37分から17時20分にかけて、クラブホームページサーバーのハードディスクに不具合が発生し、ホームページが見られなくなる事象が発生しました。現在は復旧し、ホームページは正常に作動しております。会員の皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。
クラブ所属馬コディーノ(父キングカメハメハ 母ハッピーパス 母の父サンデーサイレンス 美浦・藤澤和雄厩舎)が、11月17日に東京競馬場で行われた東京スポーツ杯2歳S(G3)に優勝しました。タイムは1分46秒0のレコード。レースは4番手を追走し、4コーナーを良い手応えで迎えました。最後の直線では騎手がゴーサインを出すと、鋭い脚をみせてあっという間に抜け出し、最後まで末脚衰えずに先頭でゴールしました。本レースはクラシックレースを始めG1勝ち馬を多数輩出している名馬への登竜門といえ、3戦3勝で制した本馬の来年の活躍がとても楽しみになりました。
クラブ所属馬ジェンティルドンナ(牝3歳 父ディープインパクト 母ドナブリーニ 母の父Bertolini 栗東・石坂正厩舎)が、10月14日に京都競馬場で行われた秋華賞(GⅠ)に優勝し、史上4頭目となる牝馬三冠制覇の偉業を達成しました。五分のスタートを切ると、道中は中団の外目をじっくりと追走しました。折り合いに専念してレースを運びましたが、途中からハナを奪った馬が後続を大きく引き離す展開となり、4コーナーを回るところでは前とはかなりの差がありました。それでも直線は鞍上の岩田騎手のアクションに反応すると、2着馬と併せ馬の形でグイグイと伸びてきました。ゴールした瞬間はかなり際どい態勢に映りましたが、写真判定の結果、きっちりハナ差先着していました。勝ちタイムは2分00秒4でした。桜花賞、オークスに続いてのGⅠ勝利で、牝馬三冠を獲得したジェンティルドンナ。また一頭、競馬史に名を残す名牝が誕生した瞬間でした。今後は世代・性別を越えての戦いが待っていますが、類まれなる彼女の能力ならば堂々と渡り合えるはずで、ますます楽しみが広がります。多くの温かいご声援を頂戴し、まことに有難うございました。
クラブ所属馬ソリタリーキング(牡5歳 父キングカメハメハ 母スカーレットレディ 母の父サンデーサイレンス 栗東・石坂正厩舎)が、9月26日に船橋競馬場で行われた日本テレビ盃(JpnⅡ)に優勝し、前走の東海Sに続く重賞連覇を達成しました。スタートはあまり良くありませんでしたが、二の脚を効かせて先行すると、道中は3番手の好位を追走しました。勝負どころでも手応え良く外目を上がっていくと、直線では鞍上の内田博騎手のゴーサインに反応して力強く先頭に立ちました。そのまま後続の追撃を寄せ付けず、1着でゴール板を駆け抜けています。勝ちタイムは1分51秒4でした。期待の超良血馬がいよいよ本格化を迎えた印象で、その勢いは止まりません。今回は兄サカラートに続く同レース制覇となりましたが、次走予定の11月5日川崎・JBCクラシックでは、兄ヴァーミリアンに続く兄弟制覇の期待がかかります。引き続き温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
クラブ所属馬ジェンティルドンナ(牝3歳 父ディープインパクト 母ドナブリーニ 母の父Bertolini 栗東・石坂正厩舎)が、9月16日に阪神競馬場で行われたローズS(G2)に優勝、重賞4勝目をマークするとともに、牝馬三冠に向けて秋緒戦を盤石の競馬で飾りました。勝ちタイムは1分46秒8でした。好スタートからスッと2番手につけてレースを進め、淡々としたペースの中、引っ張りきれない手応えで勝負所を迎えると、直線に入って力強く先頭に躍り出ました。直線でも最後までしっかりと伸びて後続を寄せつけず、申し分のない競馬で10月14日京都・秋華賞(G1・芝2000m牝馬限定)に弾みをつけました。このあとは史上4頭目となる牝馬三冠の偉業に挑みます。引き続き、本馬へのご声援をよろしくお願いいたします。
クラブ所属馬ドナウブルー(牝4歳 父ディープインパクト 母ドナブリーニ 母の父Bertolini 栗東・石坂正厩舎)が、8月12日に新潟競馬場で行われた関屋記念(GⅢ)に優勝し、今年1月の京都牝馬Sに続く2度目の重賞制覇を達成しました。五分のスタートからスッと先行すると、道中は2番手からの競馬となりました。絶好の手応えで4コーナーを回ると、初コンビとなった内田博騎手のゴーサインに応えて、先頭をうかがいました。直線半ばからは2着馬との激しい叩き合いになり、いったんは前に出られる場面もありましたが、最後は捻じ伏せるようにクビ差抑えて、1着でゴール板を駆け抜けています。勝ちタイムの1分31秒5はレコードでした。ヴィクトリアマイル2着の勢いに乗って挑戦した前走の安田記念では10着と完敗を喫しましたが、しっかりとリフレッシュを図って臨んだ今回は、牡馬相手に素晴らしい走りをみせてくれました。秋に向けてのさらなる飛躍が約束された勝利で、妹ジェンティルドンナに続くGⅠ制覇の夢も膨らみます。今後ともドナウブルーに温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
クラブ所属馬グルヴェイグ(牝4歳 父ディープインパクト 母エアグルーヴ 母の父トニービン 栗東・角居勝彦厩舎)が、6月17日に阪神競馬場で行われたマーメイドS(GⅢ)に優勝し、3連勝で初めての重賞タイトルを獲得しました。前走に続いてコンビを組むウィリアムズ騎手もすっかり本馬を手の内に入れ、インコースの中団から危なげないレース運びで直線に向きました。追ってからの反応も申し分なく馬群を抜け出すと、最後は後続に2馬身差の完勝劇でした。1000万下の特別戦を連勝して格上挑戦でこのレースに臨みましたが、ハンデの53kgも結果的には恵まれたものでした。いまの充実振りから判断すると、国内トップクラスの超良血馬がいよいよ素質開花と言ってよさそうです。これからの活躍にご期待いただくとともに、より一層のご声援をよろしくお願いいたします。
クラブ所属馬ディープブリランテ(牡3歳 父ディープインパクト 母ラヴアンドバブルズ 母の父Loup Sauvage 栗東・矢作芳人厩舎)が、5月27日に東京競馬場で行われた日本ダービー(GⅠ)に優勝し、悲願のGⅠ初制覇で世代の頂点に立ちました。五分のスタートからスッと先行すると、好位3~4番手のインでレースの流れに乗りました。手応え良く最終コーナーを回ると、直線は岩田騎手の渾身のムチに応えて、力強く先頭に躍り出ました。最後は2着馬の急追を受けましたが、ハナ差凌ぎ切ったところが栄光のゴール。勝ちタイムは2分23秒8でした。昨年の東京スポーツ杯2歳S(GⅢ)を制した直後はクラシックの最有力候補との声が高かった本馬ですが、今年に入ってからは惜敗が続き、本当に悔しい思いを重ねてきました。それでも矢作厩舎スタッフの努力、そしてデビューからずっとコンビを組む岩田騎手との絆の強さが、最高の舞台でのベストパフォーマンスに結実してくれました。また、サンデーサラブレッドクラブとしては昨年のオルフェーヴルに続く、2年連続のダービー制覇となりました。ディープブリランテを応援していただいたすべての方々に、厚くお礼申しあげます。
クラブ所属馬ジェンティルドンナ(牝3歳 父ディープインパクト 母ドナブリーニ 母の父Bertolini 栗東・石坂正厩舎)が、5月20日に東京競馬場で行われた優駿牝馬(オークス)(GⅠ)に優勝、桜花賞に続き牝馬2冠を達成しました。五分のスタートからスッと控えて、道中は中団後方の外目でしっかり折り合いをつけました。やや速いペースの中、直線入口でも15番手の位置から満を持して川田騎手がスパートを開始すると、直線半ばから鮮やかな伸び脚を見せて前との差をグングンと縮めていきました。ゴール前100mくらいのところで先頭に躍り出ると、あとは突き放す一方で後続との差を離し、結局ゴールでは2着ヴィルシーナに5馬身もの差をつけての快勝劇でした。勝ちタイムの2分23秒6は従来のオークスレコードを1秒7も更新する好タイムでの2冠制覇でした。距離が伸びてもまったく問題なく鮮やかな競馬を見せたジェンティルドンナ。順調ならばこの秋には、史上10頭目の桜花賞・オークスの牝馬クラシック2冠馬として、牝馬三冠に挑みます。本馬のこれからのさらなる活躍にご期待ください。
クラブ所属馬ソリタリーキング(牡5歳 父キングカメハメハ 母スカーレットレディ 母の父サンデーサイレンス 栗東・石坂正厩舎)が、5月19日に京都競馬場で行われた東海ステークス(GⅡ)に優勝し、初の重賞タイトルを手にしました。前走のブリリアントステークスを強い勝ち方で制し、その勢いのままこのレースに臨みましたが、久々のコンビとなった浜中騎手も認める成長ぶりをここでも見せてくれました。ロスのないレース運びで流れに乗ると直線では堂々と馬群から抜け出し、並みいる重賞勝ち馬の追撃をクビ差抑えて、兄サカラートに続く当レースの優勝を果たしています。これで母スカーレットレディの仔として4頭目の重賞勝ち馬となり、ダート戦線でのこの血統の強さを改めて世に示しました。同厩舎の兄キングスエンブレムと共に、偉大なる兄ヴァーミリアンの域にどこまで近づいていけるか、今後の活躍が楽しみでなりません。
クラブ所属馬ルーラーシップ(牡5歳 父キングカメハメハ 母エアグルーヴ 母の父トニービン 栗東・角居勝彦厩舎)が、4月29日に香港・シャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世C(GⅠ)に優勝し、悲願のGⅠ初制覇を海外の地で達成しました。リスポリ騎手とのコンビで臨んだこのレース、五分のスタートを切るとスッと先行し、好位3番手のインを追走しました。スローな流れでしたがピタッと折り合いが付き、絶好の手応えで直線に向きました。巧みにインを突くとあっという間に先頭に立ち、その後は後続を突き放す一方で、楽々と栄光のゴールへ飛び込んでいます。勝ちタイムは2分02秒3でした。誰もが認める素質の持ち主で、これまで重賞4勝を挙げていた本馬ですが、GⅠレースとは縁がなくもどかしい思いを重ねてきました。それでも本馬の能力の高さを信じて海外の大舞台にチャレンジした今回、遂にGⅠタイトルを手にすることができたことを本当に嬉しく思います。まさに「ルーラーシップ時代」の幕開けを感じさせる勝利で、これからのさらなる飛躍が本当に楽しみでなりません。温かいご声援を賜り、まことにありがとうございました。
クラブ所属馬フェノーメノ(牡3歳 父ステイゴールド 母ディラローシェ 母の父デインヒル 美浦・戸田博文厩舎)が、4月28日に東京競馬場で行われた青葉賞(GⅡ)に優勝し、重賞初制覇を飾るとともに、日本ダービーへの優先出走権を得ました。レースは中団後方を追走、3コーナーから徐々に外に出して、4コーナーで先頭集団を射程圏内にとらえました。最後の直線で満を持して仕掛けると、東京競馬場の長い直線を一頭だけ違う伸び脚をみせて他馬を抜き去り、ゴール前では2着に2馬身1/2差をつける完勝劇でした。日本ダービーと同じ競馬場、同じ距離で優勝した本馬には、今回の結果は大きなセールポイントとなりそうで、日本ダービーでの活躍が期待されます。
クラブ所属馬ジェンティルドンナ(牝3歳 父ディープインパクト 母ドナブリーニ 母の父Bertolini 栗東・石坂正厩舎)が、4月8日に阪神競馬場で行われた桜花賞(GⅠ)に優勝し、クラシック制覇を成し遂げました。無難なスタートから道中は中団でぴったりと折り合って脚を溜めていました。4コーナーを回って岩田騎手が仕掛けると、直線では馬場の真ん中をグイグイと伸びてきました。最後まで脚色が衰えることなく前にいた馬を順番に交わして、余裕を持って抜け出したところがゴールでした。勝ち時計は1.34.6、2着馬には半馬身の差をつけていました。熱発明けだったトライアルレースでも能力の高さは示してくれていましたが、思うように調整ができた本番では見事に大仕事をやってのけました。石坂調教師の「テンよし、中よし、終いよし」の言葉どおり、文句なしのレース運びは、距離が延びるオークスへ向けても心強い限りです。今後のますますの活躍にどうぞご期待ください。
クラブ所属馬ワールドエース(牡3歳 父ディープインパクト 母マンデラ 母の父Acatenango 栗東・池江泰寿厩舎)が、2月5日に京都競馬場で行われたきさらぎ賞(GⅢ)に優勝し、デビューから3戦目で嬉しい重賞初制覇を達成しました。五分のスタートを切ると後方4番手からレースを運びました。絶好の手応えで4コーナーを回ると、直線は鞍上の小牧騎手が軽く仕掛けただけで抜群の瞬発力を発揮して、楽々と先頭に躍り出ました。そのまま後続を寄せ付けずに1着でゴール板を駆け抜けています。勝ちタイムは1分47秒0、2着馬とは1馬身1/2差の完勝でした。圧倒的な1番人気に支持された前走の若駒Sではまさかの2着と敗れましたが、中1週のローテーションで臨んだ今回はあっさりと名誉回復を果たすと同時に、クラシックの主役候補として堂々と名乗りを挙げることとなりました。父ディープインパクトを彷彿とさせる走りは大物感十分で、今後の活躍に期待が高まります。これからも温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
クラブ所属馬ドナウブルー(牝4歳 父ディープインパクト 母ドナブリーニ 母の父Bertolini 栗東・石坂正厩舎)が、1月29日に京都競馬場で行われた京都牝馬S(GⅢ)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を達成しました。レースでは好位集団の内目で上手く折り合いをつけると、勝負どころでも絶好の手応えで前を射程圏内に捕えました。直線に向くと馬の間を割って力強い脚どりで先頭に立ち、そのまま後続の追撃を寄せ付けず歓喜のゴールへ飛び込んでいます。勝ちタイムは1分33秒8でした。昨年の春は不運も手伝ってクラシックレースへの出走がかなわなかった本馬ですが、全妹ジェンティルドンナのシンザン記念優勝に触発されたかのように、素晴らしい走りで重賞ウイナーの仲間入りを果たしてくれました。また、鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手は前走で本馬を勝利に導いたミルコ・デムーロ騎手の弟で、この日が京都競馬場での初騎乗とは思えない見事なエスコートぶりを披露してくれました。今後ますますの活躍が期待できるドナウブルーに、これからも温かいご声援を賜りますようお願い申し上げます。
クラブ所属馬ルーラーシップ(牡5歳 父キングカメハメハ 母エアグルーヴ 母の父トニービン 栗東・角居勝彦厩舎)が、1月22日に中山競馬場で行われたアメリカジョッキークラブC(GⅡ)に優勝し、4度目の重賞勝ちで通算7勝目を飾りました。道中は中団やや後方をじっくりと追走し、勝負どころから徐々にポジションを上げていくと、4コーナーでは一番外に進路をとりました。直線に向いて鞍上の福永騎手のゴーサインに反応するとこの馬らしい豪快な末脚を披露し、楽々と1着でゴール板を駆け抜けています。勝ちタイムは2分17秒3でした。休み明けだった前走の有馬記念を叩いて、あきらかに状態が上向いていた今回は、まさに力の違いを見せつけるかのような強いレースぶりでした。今年こそ悲願のGⅠ制覇を達成するべく、最高のスタートを切ったルーラーシップに、これからも温かいご声援を賜りますようよろしくお願いいたします。
クラブ所属馬ブエナビスタ(牝5歳 父スペシャルウィーク 母ビワハイジ 母の父Caerleon 栗東・松田博資厩舎)が、11月27日に東京競馬場で行われたジャパンC(GⅠ)に優勝、1位降着となった昨年の無念を晴らすとともに、6度目のGⅠ制覇を達成しました。好スタートから好位6番手くらいのインにつけると、じっくりと脚を溜めてレースを運びました。直線に向いてからなかなか前が開かないシーンがありましたが、わずかに空いた進路を巧みに突くと、弾かれるような伸びをみせました。最後は2着馬との激しい叩き合いをクビ差制し、栄光のゴールに飛び込んでいます。勝ちタイムは2分24秒2でした。昨年のジャパンCでは1着で入線しながら、進路妨害で2着降着となる悔しさを味わいました。その後はツキに見放されたかのように惜敗が続いていましたが、昨年と同じ舞台で、胸のすくような復活劇を披露してくれました。また、4度目の騎乗となった岩田騎手の手綱さばきも光った一戦でした。試練を乗り越えて新たな勲章を手にしたブエナビスタ。稀代の名牝の現役生活もいよいよ残り少なくなってきましたが、最後まで温かいご声援を賜りますようお願いいたします。
クラブ所属馬オルフェーヴル(牡3歳 父ステイゴールド 母オリエンタルアート 母の父メジロマックイーン 栗東・池江泰寿厩舎)が、10月23日に京都競馬場で行われた菊花賞(GⅠ)に優勝し、史上7頭目の三冠馬となりました。単勝1.4倍という圧倒的1番人気に支持されたオルフェーヴルは、五分のスタートを切ると掛かり気味に行きそうになりましたが、鞍上の池添騎手が懸命に抑えて込み、1周目の正面スタンド前を中団8番手くらいで通過しました。折り合いがついてからはスムーズにレースを運び、2周目3コーナーの勝負どころから徐々にポジションを押し上げていくと、4コーナーでは早くも前の馬に並びかける勢いでした。直線に向いて先頭に立つとあっという間に後続との差を広げ、そのまま最後は流す余裕をみせて悠々と1着でゴール、栄光の三冠馬の称号を手にしています。勝ちタイムは菊花賞レコードに0.1秒差と迫る3分2秒8、2着馬には2馬身1/2差をつけました。皐月賞、ダービーに続く圧勝劇で、歴史的名馬たちの仲間入りを果たしたオルフェーヴル。母オリエンタルアート、全兄ドリームジャーニーもサンデーサラブレッドクラブ所属馬で、父のステイゴールドは社台サラブレッドクラブ所属馬。本馬はまさにクラブ馬が紡いできた夢の結晶ということができるでしょう。出資会員の皆様には心からお祝い申しあげるとともに、すべてのクラブ会員の皆様に感謝の意をささげたいと思います。
クラブ所属馬オルフェーヴル(牡3歳 父ステイゴールド 母オリエンタルアート 母の父メジロマックイーン 栗東・池江泰寿厩舎)が、9月25日に阪神競馬場で行われた神戸新聞杯(GⅡ)に優勝し、二冠馬の強さを見せてくれました。好スタートからいいポジションにつけると、スローペースでもきっちりと折り合い安定したレース運びでした。楽な手応えで直線に向いてからも脚色が衰えることはなく、早々とセーフティリードを確保してゴールを目指しました。最後は後続に2馬身半差をつける完勝で、秋緒戦を最高のかたちで終えています。次は、いよいよ三冠のかかった菊花賞ですが、今日のレース内容なら距離延長にもしっかり対応してくれそうで、あとはこのまま無事に10月23日のレース当日を迎えることを願うばかりです。より一層のご声援をよろしくお願いいたします。
クラブ所属馬クランエンブレム(牡7歳 父ウォーエンブレム 母アズサユミ 母の父サンデーサイレンス 美浦・手塚貴久厩舎)が、9月19日阪神競馬場で行われた阪神ジャンプステークス(J・GⅢ)に優勝し、念願の重賞初勝利を飾りました。道中は中団で脚を溜めていき、徐々に先頭集団へと取り付いていきました。最後の直線でつまづき、一瞬、勝利が手元から離れかけましたが、直後に立て直して先に抜け出していた1番人気をキッチリと捉えてました。勝ち時計は3分29秒5でした。同じ手塚厩舎所属で弟の社台オーナーズクラブ所属馬・クリーバレンも先日の新潟ジャンプステークスで障害重賞初制覇を果たし、ともに年末の大舞台・中山大障害(J・GⅠ)を目指すこととなります。引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします。
クラブ所属馬オルフェーヴル(牡3歳 父ステイゴールド 母オリエンタルアート 母の父メジロマックイーン 栗東・池江泰寿厩舎)が、5月29日に東京競馬場で行われた日本ダービー(GⅠ)に優勝し、クラシック二冠制覇の偉業を成し遂げました。あいにくの不良馬場のもとでレースは行われ、オルフェーヴルは折り合いに専念しながらじっくりと後方を追走しました。勝負どころで徐々にポジションを押し上げて、直線は馬場の外目に持ち出すと、やや窮屈な場面があったものの、馬群を突き抜けて一気に先頭に躍り出ました。そのまま後続の追撃を寄せ付けず悠々と1着でゴール、夢にまで見たダービー馬となりました。勝ちタイムは2分30秒5、上がり3ハロンのタイムはこの日の馬場状態では破格の34秒8でした。デビュー以来、ずっと同じ騎手が乗り続けてきた馬は今回の出走馬中わずか3頭のみ。鞍上の池添騎手とオルフェーヴルの「絆」の強さでつかみ取った、ダービーのタイトルと言えるでしょう。世代の頂点に立った本馬のこれからのさらなる飛躍が、楽しみでなりません。会員の皆様には熱くそして温かいご声援を頂戴し、まことに有難うございました。
クラブ所属馬ルーラーシップ(牡4歳 父キングカメハメハ 母エアグルーヴ 母の父トニービン 栗東・角居勝彦厩舎)が、5月28日に京都競馬場で行われた金鯱賞(GⅡ)に優勝し、通算3度目の重賞制覇を成し遂げました。スタートで大きく出遅れて場内に悲鳴が響きましたが、初コンビとなった鞍上の福永騎手が落ちついて本馬をエスコートして、後方から徐々にポジションを押し上げていきました。直線に向くと自慢の豪脚が炸裂し、逃げ込みを図るキャプテントゥーレをきっちりと捕まえてゴールに飛び込んでいます。勝ちタイムは2分2秒4でした。前走のドバイシーマクラシックでは不完全燃焼の競馬で6着と敗れてしまいましたが、帰国後のNFしがらきでの調整が上手くいき、それを引き継いだ角居厩舎スタッフも万全の状態に仕上げてくれました。次走は6月26日阪神・宝塚記念へ向かう予定で、悲願のGⅠ制覇に王手が掛かったと言えるでしょう。これまで以上の熱いご声援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
クラブ所属馬オルフェーヴル(牡3歳 父ステイゴールド 母オリエンタルアート 母の父メジロマックイーン 栗東・池江泰寿厩舎)が、4月24日東京競馬場で行われた皐月賞(GⅠ)に優勝し、トライアルのスプリングSを制した勢いをそのまま維持してクラシック制覇を成し遂げました。道中はインコースでじっくりと脚を溜めて直線に向くと、先行勢の間の空いたスペースを逃しませんでした。そこを抜群の瞬発力を発揮して突き抜けたあとも、最後まで脚色が衰えることはなく、後続に3馬身差の完勝でした。勝ちタイムは2分0秒6です。これで自身もGⅠホースの仲間入りを果たすとともに、全兄ドリームジャーニーの夢を見事にかなえてくれました。左回りが懸念された東京競馬場での皐月賞でしたが、このコースを完璧に克服したことにより、同じ舞台で行われるダービーでもより大きな期待がかかります。ますますのご声援をよろしくお願いいたします。
クラブ所属馬オルフェーヴル(牡3歳 父ステイゴールド 母オリエンタルアート 母の父メジロマックイーン 栗東・池江泰寿厩舎)が、3月26日阪神競馬場で行われたスプリングステークス(GⅡ・皐月賞トライアル)に優勝し、堂々と春のクラシック戦線に名乗りを挙げました。五分のスタートを切ると、中団馬群の中で折り合いをきっちりつけて脚を溜めていきました。3コーナーの外から手応え十分で前との差を詰めると、直線は大外から末脚に懸けました。鞍上のゴーサインにしっかり反応すると、グングンと伸びてきて、ゴール前ではあっさり前を捕らえ、最後は2着馬に3/4馬身差をつける完勝で待望の重賞制覇を成し遂げました。勝ち時計は1分46秒4でした。前走きさらぎ賞から折り合い面の成長が感じられ、全兄ドリームジャーニー譲りの瞬発力にも磨きがかかってきました。この勝利の勢いのまま、まずは皐月賞で兄の果たせなかったクラシック制覇を目指します。引き続き、皆さまの熱いご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。
クラブ所属馬レーヴディソール(牝3歳 父アグネスタキオン 母レーヴドスカー 母の父Highest Honor 栗東・松田博資厩舎)が、3月5日に阪神競馬場で行われたチューリップ賞(GⅢ・桜花賞トライアル)に優勝し、デビュー以来無傷の4連勝で今年の緒戦を飾りました。いつものように後方からじっくりとレースを運ぶと、直線は馬場の外目から余裕十分に抜け出しました。鞍上の福永騎手が一発もムチを入れないまま、後続に4馬身差をつけて楽々と1着でゴール、圧巻のパフォーマンスで3度目の重賞制覇を飾っています。勝ちタイムは1分34秒5でした。桜花賞へ向けてまさに視界は良好で、怖いのはアクシデントだけと言っても過言ではないでしょう。松田博厩舎の偉大な先輩・ブエナビスタに続く、春の牝馬クラシック2冠制覇をおおいに期待したいと思います。今後とも熱いご声援を賜りますよう、お願いいたします。
クラブ所属馬ルーラーシップ(牡4歳 父キングカメハメハ 母エアグルーヴ 母の父トニービン 栗東・角居勝彦厩舎)が、1月16日に京都競馬場で行われた日経新春杯(GⅡ)に優勝し、昨年の鳴尾記念に続く2度めの重賞制覇を飾りました。五分のスタートを決めると好位の外目を追走し、勝負どころから進出して直線入り口では早くも先頭に立つ王者のレース運びでした。そのまま後続の追撃を寄せ付けず悠々と1着でゴール、鳴尾記念では1/2馬身差だった2着のヒルノダムールに、今回は2馬身差をつけました。勝ちタイムは2分24秒6でした。前走の有馬記念こそ6着に敗れたものの、年が明けてからさらに調子を上げていた今回は、まさに本格化を感じさせる完勝劇でした。初めての来日となったリスポリ騎手の素晴らしいエスコートぶりも特筆に値します。今後のスケジュールはまだ流動的ですが、この勝利で海外競馬も含めた選択肢の幅が格段に広がりました。これからのますますの活躍が大変楽しみです。温かいご声援、まことに有難うございました。
クラブ所属馬ルーラーシップ(牡3歳 父キングカメハメハ 母エアグルーヴ 母の父トニービン 栗東・角居勝彦厩舎)が、12月4日に阪神競馬場で行われた鳴尾記念(GⅢ)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を達成しました。折り合いを欠くことなく4~5番手の好位をスムーズに追走すると、直線は鞍上の岩田騎手のゴーサインに反応して、しっかりとした脚どりで先頭に立ちました。そのまま後続の追撃を抑え込んで、1着でゴール板を駆け抜けています。勝ちタイムは1分44秒9でした。名牝エアグルーヴの仔として、デビューから常に注目を浴びてきた本馬ですが、心身ともに未完成だった春シーズンは、まさに素質だけでダービーに駒を進めた感がありました。その後は激戦の疲れから立て直しに手間取り、菊花賞への出走は断念せざるを得ませんでしたが、その分じっくりと調整されたことで、念願の重賞タイトルを手にすることができました。まだまだ進化の途上であり、もっと上のステージを目指すことができる逸材ですので、今後とも温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
クラブ所属馬ブエナビスタ(牝4歳 父スペシャルウィーク 母ビワハイジ 母の父Caerleon 栗東・松田博資厩舎)が、10月31日に東京競馬場で行われた天皇賞・秋(GⅠ)に優勝し、見事なGⅠレース5勝目を挙げました。初騎乗となったスミヨン騎手を鞍上に、道中は中団の内目をいい手応えで追走しました。直線に向くと馬群を捌いてあっという間に先頭に躍り出て、そのまま後続の追撃を寄せ付けず悠々と1着でゴール、自身初となる牡馬混合GⅠ勝ちを飾っています。勝ちタイムは1分58秒2、2着馬とは2馬身差の完勝でした。これまで数々の名勝負を繰り広げてきた本馬にとってもまさにベストパフォーマンスと呼ぶに相応しい走りで、現役最強馬の称号を確固たるものにした一戦でした。この秋はジャパンC~有馬記念の王道を歩む予定となっています。さらなる熱いご声援を賜りますよう、お願い申しあげます。
クラブ所属馬レーヴディソール(牝2歳、父アグネスタキオン 母レーヴドスカー 母の父Highest Honor 栗東・松田博資厩舎)が、10月16日に京都競馬場で行われたデイリー杯2歳S(GⅡ)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を達成しました。スタートは速くなかったものの、焦らず道中はじっくりと後方に構えて脚を溜めました。勝負どころから手応え十分にポジションを上げていくと、直線では大外から一気の脚をみせて前をとらえきり、余裕をもってゴールを駆け抜けました。勝ちタイムは1分33秒6でした。堅実駆けする血統でデビュー前から期待の高かった本馬ですが、その期待に応えて新馬戦から無傷のまま重賞タイトルを手にしています。2歳牝馬チャンピオン、そして来春のクラシックに向けて大きく視界が広がりました。今後の更なる飛躍にご期待ください。
クラブ所属馬キングスエンブレム(牡5歳、父ウォーエンブレム 母スカーレットレディ 母の父サンデーサイレンス 栗東・石坂正厩舎)が、10月2日に阪神競馬場で行われたシリウスS(GⅢ)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を達成しました。スタート直後に内にモタれたものの、すぐに好位につけてレースの流れに乗りました。道中は鞍上の福永騎手との息もピッタリで、直線に向いて楽な手応えで先頭に立つと、そのまま危なげなく押し切って1着でゴール。通算5勝目が待望の重賞勝ちとなりました。勝ちタイムは2分4秒4でした。ダート界の王者・ヴァーミリアンの半弟として、デビュー時から大きな期待を担っていた本馬ですが、繋靭帯炎を発症して長期休養を余儀なくされるなど、ここまでの道のりはけっして順風満帆というわけではありませんでした。それだけにこの勝利は感慨深く、素質馬をきっちりと立て直した陣営の手腕に敬意を表したいと思います。今後はさらに上のステージを目指すこととなり、いつか偉大な兄に追いつく日が来ることを期待します。
クラブ所属馬ブエナビスタ(牝4歳 父スペシャルウィーク 母ビワハイジ 母の父Caerleon 栗東・松田博資厩舎)が、2月20日に京都競馬場で行われた京都記念(GⅡ)に優勝し、昨年のオークス以来の久々の勝利で通算6勝目を挙げました。前走の有馬記念同様に好位につけて流れに乗ると、直線では2着馬ジャガーメイルと併せ馬の形でグングンと伸びました。相手もしぶとく食い下がってきたものの、鞍上の横山典騎手の叱咤に応えると最後は1/2馬身振り切り、1着でゴールを駆け抜けました。勝ちタイムは2分14秒4でした。昨年の後半は勝ち運に見放されたかのようなレースが続きましたが、そのモヤモヤを吹き飛ばしてくれる完勝劇でした。今後は、レース後の馬の状態をしっかりと確認した上で、ドバイ遠征を目指すことになります。これまで以上の温かいご声援を頂戴できれば幸いです。
クラブ所属馬ドリームジャーニー(牡5歳 父ステイゴールド 母オリエンタルアート 母の父メジロマックイーン 栗東・池江泰寿厩舎)が、6月28日阪神競馬場で行われた上半期グランプリ・宝塚記念で、朝日杯以来の待望だった、GⅠ2勝目を挙げました。ゲートを五分に出ると、精神的な成長を示すようにスッと折り合って、有力馬たちのすぐ後、中団外めで脚を溜めていきました。3コーナー過ぎの勝負どころからジワジワ押し上げ、直線外に出すと、池添騎手のゴーサインにきっちり反応して持ち前の末脚が爆発。前に並ぶ間もなく一気に差し切り、最後は2着に1馬身3/4差をつける完勝で感動のグランプリ制覇を成し遂げました。勝ちタイムは2分11秒3でした。2歳チャンピオンから2年半ぶりのGⅠ制覇になりましたが、ここまでの道のりは時間を要したものの確かなもので、いよいよ本格化を迎えた本馬にかかる今後の夢への旅路は、まだまだ続きがありそうです。
クラブ所属馬ヴァーミリアン(牡7歳 父エルコンドルパサー 母スカーレットレディ 母の父サンデーサイレンス 栗東・石坂正厩舎)が、6月24日(水)に大井競馬場で行われた帝王賞(JpnⅠ)に優勝し、G1最多タイの7勝目をあげました。スタートを決めて素早く3番手の好位置をキープすると、4コーナーでは逃げ馬を外から捕らえ、直線半ばで先頭に立つとあとは独走、ゴールでは3馬身差をつけて1着でゴールしました。勝ち時計は2分3秒6でした。7歳になってさらにパワーアップした本馬には、G1最多勝の期待がかかります。
クラブ所属馬アプレザンレーヴ(牡3歳 父シンボリクリスエス 母レーヴドスカー 母の父Highest Honor 栗東・池江泰郎厩舎)が、5月2日に東京競馬場で行われた青葉賞(JpnⅡ・ダービートライアル)に優勝し重賞初制覇を達成、同時にダービーへの優先出走権を確保しました。五分のスタートを切ると、中団の外目をじっくりと追走しました。直線に向いて追い出すと一瞬反応が鈍く、外から伸びてきた馬に交わされそうになりましたが、そこから鞍上の内田博騎手の渾身のムチがうなると再加速、一気に後続を突き放して1着でゴール板を駆け抜けました。勝ちタイムは2分26秒2、着差以上の強さを感じさせる勝利でした。前走の毎日杯は出遅れが響いて悔しい結果に終わりましたが、その鬱憤を晴らす完勝劇で、これで堂々と胸を張ってダービーへ向かうこととなります。皐月賞馬アンライバルドとの一騎打ちが予想され、5月31日の府中のターフでは、同じ勝負服2頭の火の出るような叩き合いが繰り広げられることでしょう。
クラブ所属馬ウォータクティクス(牡4歳 父ウォーエンブレム 母アドマイヤハッピー 母の父トニービン 栗東・池江泰寿厩舎)が、4月26日に京都競馬場で行われたアンタレスS(GⅢ)で見事6連勝を飾り、嬉しい重賞初制覇を達成しました。きっちりスタートを決めるとスピードの違いでハナを奪い、速いラップを刻みながらも自分のペースを信じ集団を引っ張りました。3コーナーから後続が激しく追い出して差を詰める中、持ったままで直線に向き、ゆっくり追い出すとグンと弾けて後続を突き放し、最後は影を踏ませることなく先頭でゴールを駆け抜けました。勝ちタイムはなんと1分47秒8と、これまでのJRAレコードを0.6秒も縮める優秀な時計でした。持ち前のスピードを遺憾なく発揮した勝ち方に、ケンタッキーダービーを制した父が重なり、この先も連勝街道を突き進んで世界へと羽ばたいて欲しいものです。
クラブ所属馬アンライバルド(牡3歳 父ネオユニヴァース 母バレークイーン 母の父Sadler’s Wells 栗東・友道康夫厩舎)が、4月19日に中山競馬場で行われた皐月賞(JpnⅠ)に優勝し、父ネオユニヴァースとの同レース親子制覇を成し遂げました。淀みのない流れの中じっくりと中団を追走し、3コーナー過ぎから外目を上がっていきました。直線に向くと素晴らしい瞬発力をみせてあっという間に先頭に踊り出て、そのまま後続の追撃を寄せ付けず1着でゴールを駆け抜けました。勝ちタイムは皐月賞史上3番目の好タイムとなる1分58秒7、2着馬には1馬身1/2差をつけました。レースぶりからもその名のとおり「ライバルはいない」と思わせるような圧勝劇でした。次走はもちろんダービー。父が、そして兄フサイチコンコルドが制した最高峰のレースに、本馬も堂々と王手をかけました。引き続き熱いご声援をいただきますようお願いいたします。
クラブ所属馬ブエナビスタ(牝3歳 父スペシャルウィーク 母ビワハイジ 母の父Caerleon 栗東・松田博資厩舎)が、4月12日に阪神競馬場で行われた桜花賞(JpnⅠ)に優勝し、見事桜の女王の座に輝きました。単勝1.2倍という圧倒的な1番人気に支持された本馬、五分のスタートを切ったもののいつものように後方へ下げて、レース前半はじっくりと追走しました。勝負どころから徐々に進出を開始し、直線では一番外に進路をとり、鞍上の安藤勝騎手のゴーサインが出るといつものように末脚が爆発。ライバル17頭をごぼう抜きして栄光のゴールを駆け抜けました。勝ちタイムは1分34秒0、2着馬とは1/2馬身差ながら着差以上の完勝劇でした。まさに同世代には敵無しという強さを発揮した本馬。次走のオークスでも次元の違う走りをみせてくれることでしょう。今後とも熱いご声援をいただきますようお願いいたします。
クラブ所属馬ドリームジャーニー(牡5歳 父ステイゴールド 母オリエンタルアート 母の父メジロマックイーン 栗東・池江泰寿厩舎)が、4月5日桜色に染まり始めた阪神競馬場・大阪杯(GⅡ)に優勝し、5つ目の重賞タイトルを獲得しました。いつもどおり中団で折り合いに専念していくと、淀みのないペースの中、ダービー馬ディープスカイをマークする位置から追走する形になりました。4コーナーから徐々に仕掛けて直線大外に持ち出すと、グンとギアがトップに入り一気に差し切って先頭に立ちました。しかしディープスカイも差し返してきて、ゴール前まで2頭のマッチレースが続きましたが、最後はクビ差捻じ伏せ快勝、持ち味の豪快な切れ脚でここ近走の惜敗にピリオドを打ちました。前日の雨で心配された馬場が回復したこともありますが、中間は2週にわたり池添騎手騎乗でしっかり追い切りを重ねても、当日は馬体減りのない良い仕上がり見せた体質の強化が勝因と言えます。中身がワンランクアップした本馬が、同じ舞台・6月28日宝塚記念(GⅠ)まで連勝街道を突き進むことを大いに期待しましょう。
クラブ所属馬アルナスライン(牡5歳 父アドマイヤベガ 母エラティス 母の父El Gran Senor 栗東・松元茂樹厩舎)が、3月28日に中山競馬場で行われた日経賞(GⅡ)に優勝し、待ちに待った重賞初制覇を飾りました。近走の不振を打破するために起用したチークピーシーズの効果もあって、前半は掛かり気味に好位を追走、蛯名騎手が上手くなだめて流れに乗りました。直線も抜群の手応えで仕掛けると、グンと反応して直線半ばで前を捕らえ先頭に踊り出ました。最後は後続の追撃を3/4馬身凌いで、待望の重賞制覇を成し遂げました。勝ち時計は2分31秒2で、レースレコードの強い勝ち方でした。菊花賞2着をはじめ、3歳時から常に重賞上位の成績を収めていた本馬が、ようやくGⅡのタイトルを獲得しました。これからは大きな本馬にとって調整しやすい季節になりますので、この勢いに乗って菊花賞と同じ舞台・5月3日(日)天皇賞・春で念願のGⅠ制覇を大いに期待したいところです。
クラブ所属馬アンライバルド(牡3歳 父ネオユニヴァース 母バレークイーン 母の父Sadler’s Wells 栗東・友道康夫厩舎)が、3月22日に中山競馬場で行われたスプリングS(JpnⅡ・皐月賞トライアル)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を達成しました。前半はやや頭を上げて行きたがる場面がありましたが、向こう正面では折り合いがついて、先行勢をみながら中団からの競馬となりました。直線では岩田騎手のゴーサインに瞬時に反応すると、素晴らしい伸びをみせて先頭に立ち、そのまま後続の追撃を封じ込んで1着でゴール。勝ちタイムは1分50秒8でした。父ネオユニヴァースもこのレースを勝っており、嬉しい同レース父子制覇となっています。また、デビュー2戦目に3着と不覚をとった後、連勝で皐月賞へ向かうのも父と同じ過程。その父は皐月賞・ダービーの二冠馬となっているだけに、本馬にも同様の期待がかかるのは当然です。皐月賞でさらなる強敵たちを打ち負かしたとき、名実ともに「無敵」の存在となることでしょう。
クラブ所属馬ブエナビスタ(牝3歳 父スペシャルウィーク 母ビワハイジ 母の父Caerleon 栗東・松田博資厩舎)が、3月7日に阪神競馬場で行われたチューリップ賞(JpnⅢ・桜花賞トライアル)に優勝し、桜の女王の座に王手をかけました。例によって後方からの競馬も、勝負どころから抜群の手応えで外目を進出し、直線入り口では前の馬を射程圏内にとらえました。直線半ばから余裕を持ってスパートを開始し、逃げ込みを図る2着馬を並ぶまもなく交わし去ると、最後は1馬身1/4差をつけて悠々とフィニッシュを決めました。勝ちタイムは1分36秒5、単勝1.1倍という圧倒的1番人気に応えています。今年の緒戦を鮮やかに飾った本馬、その強さはまさに磐石といえ、このままノンストップで春のクラシックシーズンを駆け抜けてくれることでしょう。
クラブ所属馬ブエナビスタ(牝2歳 父スペシャルウィーク 母ビワハイジ 母の父Caerleon 栗東・松田博資厩舎)が、12月14日に阪神競馬場で行われた阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnⅠ)に優勝し、見事なGⅠ制覇を達成しました。過去2戦と同様にスタートは出遅れ気味でしたが、慌てず後方3番手をじっくりと追走しました。直線では一番外に持ち出すと、ケタ違いの末脚を発揮して、楽々と前の馬たちを交わし去りました。最後は鞍上の安藤勝騎手も手綱を抑える余裕をみせてライバルたちを完封し、圧倒的1番人気に応えてくれました。勝ちタイムは1分35秒2でした。17分の6の抽選を潜り抜けての出走でしたが、前評判どおりに力の違いをみせつける楽勝劇でした。この勝利で、JRA賞最優秀2歳牝馬のタイトル獲得もほぼ間違いなしと言っていいでしょう。来年も牝馬離れした異次元の走りで、我々を楽しませてくれることを期待します。
クラブ所属馬ヴァーミリアン(牡6歳 父エルコンドルパサー 母スカーレットレディ 母の父サンデーサイレンス 栗東・石坂正厩舎)が、11月3日(月)に園田競馬場で行われたJBCクラシック(JpnⅠ)に優勝し、昨年に続く同レース連覇を達成しました。春のドバイワールドC以来の実戦でしたが文句なしの仕上がりで、レースでも好位から早めに前を射程圏内に捕らえると、直線は内でしぶとく粘るサクセスブロッケンとの叩き合いをクビ差制しました。勝ちタイムは1分56秒7のレコードでした。活きのいい3歳馬の挑戦を退けて、まだまだダート界の王者の座は譲れないといった走りをみせてくれました。次走はもちろんジャパンCダート。今年は阪神競馬場が舞台となりますが、ここも昨年に続く連覇の期待がかかります。
クラブ所属馬シェーンヴァルト(父ジャングルポケット、母シェーンクライト、母の父エリシオ、牡2歳、栗東・岡田稲男厩舎)が、10月18日に京都競馬場で行われたデイリー杯2歳S(JpnⅡ)に優勝し、デビュー3戦目で鮮やかな重賞初制覇を達成しました。好位のインでじっくりと脚を溜めて、直線も最内を突くと弾けるような伸びをみせました。逃げ込みを図る1番人気ホッコータキオンを、ゴール寸前できっちりとクビ差捕らえています。勝ちタイムは1分33秒3のレコードでした。岡田調教師と北村友騎手も嬉しい重賞初制覇となり、京都競馬場はフレッシュな雰囲気に包まれました。1戦毎に成長が感じられる走りは頼もしい限りで、今後のさらなる活躍は間違いないといえるでしょう。来年のクラシックへ向けて、楽しみなホープ誕生です。
クラブ所属馬スリープレスナイト(父クロフネ、母ホワットケイティーディド、母の父Nureyev 牝4歳 栗東・橋口弘次郎厩舎)が、10月5日(日)に中山競馬場で行われたスプリンターズS(GⅠ・芝1200m)に優勝し、怒濤の5連勝でGⅠ初制覇を達成しました。絶好のスタートを切ると好位でレースの流れに乗り、直線に向いて追い出すとケタ違いの爆発力で一気に先頭に立ちました。そのまま後続の追撃を寄せ付けず、歓喜のゴールに飛び込んでいます。勝ちタイムは1分8秒0、2着馬には1馬身1/4差をつける完勝でした。これで6ハロン戦では芝・ダート合わせて10戦9勝となり、今回のGⅠ制覇で、歴史的スプリンターの仲間入りを果たしたといえるでしょう。また、鮮やかな手綱捌きで本馬を勝利へと導いた上村騎手も、デビュー17年目で悲願のGⅠ初制覇となっています。この勢いは止まりそうになく、楽しみで眠れない夜がまだまだ続くことになりそうです。
クラブ所属馬ドリームジャーニー(父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーン 牡4歳 栗東・池江泰寿厩舎所属)が、9月15日(月・祝)に阪神競馬場で行われた朝日チャレンジC(GⅢ)に優勝し、前走の小倉記念に続く重賞連覇を達成しました。いつものように後方からの競馬となりましたが、開幕週ということで先行馬有利の馬場状態を考慮し、勝負どころから外目を押し上げていきました。直線では上がり34秒2の末脚が炸裂し、粘り込みを図る先行勢をまとめて差し切ってゴールに飛び込んでいます。勝ちタイムは1分58秒5、2着馬とは3/4馬身差でした。単勝1.7倍という圧倒的1番人気に応えた堂々としたレースぶりからは、王者の風格がうかがえました。いよいよ天皇賞・秋で父の果たせなかった悲願の盾取りにチャレンジする本馬に、今後とも温かいご声援をお願いいたします。
クラブ所属馬デグラーティア(父フジキセキ、母デフィニット、母の父デヒア 牝2歳 栗東・宮本博厩舎)が、9月7日(日)に小倉競馬場で行われた小倉2歳S(JpnⅢ・芝1200m)に優勝し、デビューから無傷の3連勝で嬉しい重賞制覇を達成しました。抜群のスタートを決めると、内の馬をみながら好位を追走する形となりました。直線に向いて一瞬前が窮屈になりかける場面がありましたが、鞍上の浜中騎手が冷静に進路を外目にとると末脚が爆発し、前をいくライバルたちを鮮やかに差し切って1着でゴールを駆け抜けました。勝ちタイムは1分09秒1、2着馬とは1馬身1/4差でした。1歳馬募集時はどちらかといえばやや地味な存在で、昨年9月の牧場見学ツアー時にも満口になっていなかった本馬ですが、わずか1年足らずの間に鮮やかな成長を遂げて、大仕事をやってのけました。宮本調教師・浜中騎手はともに歓喜の重賞初制覇となっています。暮れの2歳牝馬GⅠ、さらには来春の桜の舞台へ向けて、夢が大きく広がる勝利となりました。また、この勝利でサンデーサラブレッドクラブ所属馬は今夏の小倉重賞完全制覇を達成しています。
クラブ所属馬スリープレスナイト(父クロフネ、母ホワットケイティーディド、母の父Nureyev 牝4歳 栗東・橋口弘次郎厩舎)が、8月17日(日)に小倉競馬場で行われた北九州記念(JpnⅢ・芝1200m)に優勝し、前走のCBC賞に続いての重賞連覇を達成しました。好スタートを決めると楽な手応えで2番手を追走し、直線に向いて馬場の真ん中に持ち出すと、上村騎手のゴーサインに応えてあっさりと先頭に立ちました。そのまま余裕十分に後続を振り切って、1着でゴールを駆け抜けています。勝ちタイムは1分7秒5でした。内容的にも文句の付けようがない完勝で、芝・ダートを問わず6ハロン戦での強さには格別なものがあります。秋のスプリンターズSでも間違いなく好勝負が可能と思われ、GⅠ制覇の期待が高まるばかりです。
クラブ所属馬ドリームジャーニー(父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーン 牡4歳 栗東・池江泰寿厩舎所属)が、8月3日(日)に小倉競馬場で行われた小倉記念(JpnⅢ)に優勝し、昨年秋の神戸新聞杯以来の久しぶりの勝利で、重賞3勝目を挙げました。例によって前半は後方からの競馬となりましたが、勝負どころから楽な手応えで外目をマクっていくと、4角では早々と先頭に並びかける勢いでした。直線は鮮やかに弾けて後続を突き放し、悠々と1着でゴール板を駆け抜けています。勝ちタイムはコースレコードに0.1秒差の1分57秒9、2着馬には3馬身差をつけました。今年に入ってからは完敗が続いていましたが、このメンバーに入るとさすがに格が違ったという印象で、2歳チャンピオンの貫禄を見せつけてくれました。前走に続く2度目の騎乗となった池添騎手も、完璧なレース運びを披露してくれました。サマー2000シリーズの王者を目指すのか、あるいは秋のGⅠ路線に照準を定めるのか、今後の方針はまだ流動的ですが、実力馬の完全復活は頼もしい限りです。さらなる活躍をご期待ください。
クラブ所属馬サカラート(父アフリート、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス 牡8歳 栗東・石坂正厩舎所属)が、7月21日(月)に盛岡競馬場で行われたマーキュリーC(Jpn3)に優勝し、2年10ヶ月ぶりの勝利が4つ目の重賞タイトルでした。前半は控える余裕を持ったレース運びをみせると、勝負どころでは手応え十分に先行集団に並びかけました。直線での脚取りもしっかりしたもので、きっちりとゴール前で交わしきっています。今年に入っても重賞戦線で3着を続けるなど、まだまだ力の衰えがないことを示していましたが、今回はそれを決定づける勝利でした。弟ヴァーミリアンともども、今後もこの兄弟から目が離せません。
クラブ所属馬ドリームジャーニー(父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーン 牡3歳 栗東・池江寿泰厩舎所属)が、9月23日(日)に阪神競馬場で行われた神戸新聞杯(Jpn2・芝2400m)に優勝し、昨年暮れの朝日杯フューチュリティS以来となる2度目の重賞制覇を達成しました。道中は最後方からの競馬で折り合いに専念し、勝負どころから外目を進出して直線へ。初コンビとなった武豊騎手のゴーサインに鋭く反応すると、前を行くライバルたちをきっちりと捕らえて見事1着でゴール板を駆け抜けました。勝ちタイムは2分24秒7のタイレコードでした。ダービー以来の休み明けとなった秋緒戦を完璧なレースで飾り、戦前囁かれていた距離の不安も一蹴しました。この勝利によって、次走は胸を張って10月21日(日)京都・菊花賞(Jpn1)へ向かうこととなります。
クラブ所属馬インティライミ(父スペシャルウィーク、母アンデスレディー、母の父ノーザンテースト 牡5歳 栗東・佐々木昌三厩舎所属)が9月8日(土)に阪神競馬場で行われた朝日チャレンジカップ(G3・芝2000m)に優勝し、京都新聞杯以来2年4ヶ月ぶりとなる重賞2勝目をあげました。スローペースでレースが進むなか、後方でジックリと構えましたが、鞍上の佐藤哲騎手との息もぴったりでした。直線で間に合うようにと、4コーナーからポジションを上げていくと、最後は上がり3ハロン33.3の脚を使って前を交わし切り、後方から迫ってきた2着馬を1馬身半差封じています。勝ち時計は2.00.0でした。ダービーでディープインパクトに敗れてからは、勝ち切れないレースが続き歯がゆい思いをしてきましたが、ようやく長いトンネルから抜け出ることができました。新境地を感じさせるレース振りをみると、このまま秋の主役にまで躍り出る予感がします。
クラブ所属馬ローゼンクロイツ(父サンデーサイレンス、母ロゼカラー、母の父Shirley Heights 牡5歳 栗東・橋口弘次郎厩舎)が、5月26日(土)に中京競馬場で行われた金鯱賞(G2・芝2000m)に優勝し、前走の中京記念に(G3)に続く連勝で、3つ目の重賞タイトルを獲得しています。前走を再現するかのように中団のを追走して、勝負どころでも慌てずに余裕をもって進出していきました。直線では抜け出しにかかる他馬を捉えると、最後までしっかりした脚取りでゴールに駆け込みました。勝ちタイムは1分57秒2で、自身が前走でマークしたレコードには及ばないものの好時計でした。この条件では向かうところ敵なしと言ったところで、G3、G2のチェックポイントを通過したウイニングロードはG1宝塚記念(芝2200m)へと続きます。
クラブ所属馬ブライトトゥモロー(牡5歳 父フレンチデピュティ 母ポピーデイ 母の父トニービン 栗東・石坂正厩舎)が、5月5日(土)新潟競馬場で行われた新潟大賞典(G3)に優勝し、うれしい初重賞制覇を飾りました。勝ちタイムは1分57秒7。レースは中団の内々をキープし、折り合いに専念しました。その後勝負どころで徐々に仕掛けると、最後の直線では馬群の真ん中から鋭い追い込みをみせて2着にクビ差競り勝ちました。2歳時には中京2歳Sを制し素質の片鱗をみせた本馬に、さらなる活躍が期待されます。
クラブ所属馬クワイエットデイ(牡7歳 父サンデーサイレンス 母アリーズデライト 母の父Alydar 栗東・松元省一厩舎)が、3月25日(日)に中山競馬場で行われたマーチS(G3)に優勝し、デビューから35戦目にして初の重賞制覇を成し遂げました。前走から一転して最後方からの競馬となりましたが、徐々にポジションを上げると、直線も最内から鋭く伸びて一気に先頭に立ちました。そのまま後続を寄せ付けず、歓喜のゴール板を駆け抜けました。勝ちタイムは1分51秒4でした。初騎乗となった前走で本馬を勝利に導いた角田騎手の手綱さばきが、今回も冴え渡りました。詰めの甘さに泣いて伸び悩んでいた時期もあった本馬ですが、7歳の春になってついに本格化を果たした印象です。これからのますますの活躍を、期待したいと思います。
クラブ所属馬アイポッパー(父サッカーボーイ、母サンデーアイ、母の父サンデーサイレンス 牡7歳 栗東・清水出美厩舎)が3月18日(日)に阪神競馬場で行われた阪神大賞典(G2・芝3600m)に優勝、重賞連覇を果たしています。道中は中心と目されるドリームパスポートをマークすると、武豊騎手の手綱さばきで完璧なレース運び。直線の追い比べからゴール直寸前できっちりアタマ差交わし切ってゴールに駆け込んでいます。勝ち時計は3.08.3でした。折り合いに難がなく、これまでも長丁場を得意としていた本馬ですが、どうも勝ち運に恵まれなかった感がありました。前走の勝利をきっかけに良いリズムを取り戻したと言っていいでしょう。もちろん、このまま頂点の天皇賞・春まで一気に駆け上がるつもりです。
クラブ所属馬ローゼンクロイツ(父サンデーサイレンス、母ロゼカラー、母の父Shirley Heights 牡5歳 栗東・橋口弘次郎厩舎)が、3月4日(日)に中京競馬場で行われた中京記念(G3・芝2000m)に優勝し、3歳時の毎日杯(G3)以来久しぶりの勝利で、2度目の重賞制覇を達成しました。中団のインをいい手応えで追走して、勝負どころでは上手く外へ持ち出しました。直線は馬場の真ん中から力強い伸び脚で先頭に立つと、そのまま最後まで脚色は衰えず、楽々とゴール板を駆け抜けました。初騎乗だった藤岡祐介騎手の好プレーも光りました。なお、勝ちタイムは1分56秒9のレコードでした。3歳時はディープインパクトの後塵を何度も拝し、その後も力を出し切れない競馬で不本意な結果が続いていましたが、5歳になって2戦目の今回は、ようやく「薔薇一族」らしい走りを見せてくれました。この勝利を復活の足掛かりとして、今後は悲願のG1制覇を期待したいと思います。
クラブ所属馬ヴァーミリアン(父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス 牡5歳 栗東・石坂正厩舎)が、1月31日(水)に川崎競馬場で行われた川崎記念(統一G1・ダート2100m)に優勝し、悲願のG1初制覇を達成しました。スタートでやや出遅れたもののすぐに2番手につけて、道中は逃げ馬をピッタリとマークする競馬となりました。直線に向いて並びかけるとアッサリと交わして先頭に立ち、後はグングン差を広げる一方で、2着馬に6馬身差をつけてゴール板を駆け抜けました。勝ちタイムはレコードに0.1秒差に迫る2分12秒9でした。これまで重賞4勝を挙げている本馬ですが、G1レースでは不本意な結果が続き涙を呑んできました。これまでのウップンを一気に晴らすかのような文句のつけようがない圧勝劇で、ついにダート界の新王者の座に君臨することとなりました。今後は3月31日にドバイで行われるドバイワールドC(G1)への出走を視野に入れており、世界制覇へ向けて夢は広がるばかりです。
クラブ所属馬ドリームジャーニー(父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーン、牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が昨年の朝日杯フューチュリティS(G1)に勝利したことが評価され、JRA賞最優秀2歳牡馬に選出されました。
クラブ所属馬ヴァーミリアン(父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス 牡4歳 栗東・石坂正厩舎)が12月20日(水)に名古屋競馬場で行われた名古屋グランプリ(統一G2)に優勝し、重賞4勝目を挙げました。好位に位置取ってジックリと追走すると、2周目の3コーナーから馬なりのまま前を行く馬に並びかけました。ここでは力が違うという感じの手応えで抜け出すと、直線ではあっという間に後続に6馬身差をつけて他馬を圧倒、勝ち時計は2.44.3でした。昨年は確勝を期しながら、降雪のためまさかの中止となったレースだけに感慨深い勝利となっています。前走のジャパンCダートでも4着とトップクラスの実力の持ち主には、ぜひとも来年はG1のタイトルを手にしてほしいものです。
クラブ所属馬ドリームジャーニー(父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーン 牡2歳 栗東・池江泰寿厩舎)が、12月10日(日)中山・朝日杯フューチュリティS(G1)に出走し優勝、重賞初勝ちとともにうれしいG1ウイナーとなりました。タイムは1分34秒4。レースはやや立ち遅れて後方2番手を追走、道中その位置で進み、3コーナーから蛯名騎手がゴーサインを出すと、その指示に応えて最後の直線豪快に伸びて、ゴール前できっちり1/2馬身差差しきりました。この勝利で2歳チャンピオンに名乗りをあげるとともに来年のクラシックでの活躍が楽しみになりました。また父ステイゴールドは元社台サラブレッドクラブ所属馬で、こちらも産駒がG1初勝利となりました。
クラブ所属馬アイポッパー(父サッカーボーイ、母サンデーアイ、母の父サンデーサイレンス 牡6歳 栗東・清水出美厩舎)が12月2日(土)に中山競馬場で行われたステイヤーズS(G2・芝3600m)に優勝、悲願の重賞初勝利を飾りました。道中は3番手を追走、直線で満を持して抜け出すと、ペリエ騎手のムチにしっかり反応して後続に3馬身差をつける快勝。これまでオーストラリアの国際GI、コーフィールドCを含め、4度の重賞2着がありながら重賞には手が届かなかった同馬ですが、これまでのウップンを晴らすかのような快勝劇でした。中長距離戦では安定して力を発揮するアイポッパー。今後の活躍にもご期待ください。
クラブ所属馬デルタブルース(父ダンスインザダーク、母ディクシースプラシュ、母の父Dixieland Band 牡5歳 栗東・角居勝彦厩舎)が、11月7日(火)オーストラリア・フレミントン競馬場で行われたメルボルンC(G1)に岩田騎手とのコンビで出走し、見事優勝しました。好スタートから2~3番手の好位を絶好の手ごたえで追走し、直線に向いて追い出すと力強く先頭に立ちました。最後は後方から猛然と追い込んできたポップロックとの叩き合いとなりましたが、約アタマ差ほど抑えて栄光のゴールを駆け抜けました。日本馬として史上初の快挙であり、また本馬にとっても日本のステイヤーから世界のステイヤーとなった輝かしい瞬間でした。
クラブ所属馬フラムドパシオン(父クロフネ 母カーリーパッション 母の父トニービン 牡3歳 栗東・角居勝彦厩舎)が、3月25日にドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われたUAEダービー(G2・ダート1800m)に出走し3着でした。中団やや後方のインを追走し、4コーナーのコーナリングで前との差を詰め、直線は2頭の間からよく伸びてきていったんは2番手に上がりましたが、ゴール手前で勝ち馬が豪快に外から突き抜けた後で、最後は後方からきた馬にも僅かに交わされました。世界の実力馬相手に健闘したといえる内容で、さらなる活躍が期待されます。
クラブ所属馬ヴァーミリアン(父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス 牡4歳 栗東・石坂正厩舎)が3月15日(水)に船橋競馬場で行われたダイオライト記念(統一G2)に優勝し、重賞3勝目を挙げました。絶好の手応えで好位を追走して、2周目の3コーナーから馬なりのまま前を行く馬に並びかけると、直線は名手内田博幸騎手のゴーサインに応えてあっさりと後続を突き放し、6馬身差の圧勝劇となりました。勝ちタイムは2分34秒9。初のダートG1挑戦となった前走のフェブラリーSでは5着に敗れましたが、すぐにきっちりと巻き返してくれたのは本馬のポテンシャルの高さの証明といえるでしょう。春の大目標は6月28日(水)大井・帝王賞(統一G1)で、同世代のダート王・カネヒキリにあらためて挑戦状を叩きつけたいところです。
クラブ所属馬ヴィータローザ(父サンデーサイレンス 母ローザネイ 母の父Lyphard 牡5歳 栗東・橋口厩舎)が1月5日(木)に中山競馬場で行われた中山金杯(G3・芝2000m)で優勝し、おととし4月の大阪ハンブルグC以来となる通算6勝目を、3度目の重賞制覇で飾りました。中団のインでじっくりと脚を溜めて追走し、勝負どころでは手応えが今ひとつかと思われる場面もありましたが、直線に向いて前が開くと柴山騎手のムチに反応して素晴らしい伸びをみせました。最後は外から追い込んできた2着馬の追撃をハナ差振り切り、見事1着でゴール板を駆け抜けました。1年半以上も勝利の美酒から見放され、特に近走は物足りない結果が続いていただけに、この勝利が不振脱出のキッカケとなってくれるはずです。幸先の良いスタートを切り、2006年は本馬にとって飛躍の年となる予感がしてきました。
クラブ所属馬デルタブルース(父ダンスインザダーク 母ディクシースプラッシュ 母の父Dixieland Band 牡4歳 栗東・角居勝彦厩舎所属)が、12月3日(土)に中山競馬場で行われたステイヤーズS(G2・芝3600m)で優勝し、昨年秋の菊花賞以来の勝利を挙げました。勝ちタイムは3分47秒7。超スローペースの流れを中団でじっと我慢して脚を溜め、2周目の勝負どころから徐々にポジションを上げていきました。直線はペリエ騎手のアクションに応えて馬場の真ん中からしっかりと伸びて、最後は内からしぶとく食い下がった2着馬をアタマ差抑えて1着となりました。昨年の有馬記念以降、長期休養を挟む形となりましたが、戦列復帰2戦めでG1ホースの貫禄をきっちりと示してくれました。次走は12月25日中山・有馬記念(G1)の予定で、強敵ディープインパクトとの菊花賞馬対決に挑むこととなります。
クラブ所属馬ヴァーミリアン(父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス 牡3歳 栗東・石坂正厩舎)が11月30日(水)に浦和競馬場で行われた浦和記念(統一G2)に優勝し、重賞2勝目をマークしました。スタートからスッと前につけて流れに乗ると、道中は余裕を持ったレース運びでした。直線に向くと、そのまま楽に抜け出して先頭でゴールイン、勝ち時計は2.06.8で、後続には3馬身差をつけた完勝劇でした。本馬は昨年末のラジオたんぱ杯2歳Sで重賞勝ちを果していますが、今度はダートでのタイトル獲得となりました。今年一気にブレイクした兄サカラートに続き、ダート戦線での今後の活躍に大きな期待がかかります。
クラブ所属馬アルーリングボイス(父フレンチデピュティ、母アルーリングアクト、母の父エンドスウィープ 牝2歳 栗東・野村彰彦厩舎所属)が、11月6日(日)に京都競馬場で行われたファンタジーS(G3・芝1400m)に優勝し、重賞2勝目をマークしました。道中で位置取りを下げてから直線で外を豪快に追い込んでくるという、これまでとはまた違った勝ち方で、粘るクラブ所属馬ラッシュライフをクビ差交わしています。勝ちタイムは1分21秒4で、デビュー戦2着のあと、4連勝と破竹の勢いをみせています。最優秀2歳牝馬のタイトルに王手をかけ、このあとはいよいよ阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)に臨みます。
クラブ所属馬キングストレイル(父サンデーサイレンス、母サンタフェトレイル、母の父ノーザンテースト 牡3歳 美浦・藤沢和雄厩舎所属)が、9月18日(日)に中山競馬場で行われたセントライト記念(G2・芝2200m)に優勝し、待望の重賞制覇を達成しました。レースは中団を追走、道中は外から他馬が上がっていってもつられることはなく、落ち着いたレース運びで直線を迎えました。最後の直線では鞍上の北村宏騎手の手綱さばきに応えて、今年の春までの物足りなさを払拭する力強い脚どりで素晴らしい末脚をみせ、ゴール前できっちりと先行馬を差し切りました。2歳秋の時期から大器といわれながらなかなか結果を出すことができなかった本馬ですが、今回の勝利で重賞ウイナーのタイトルを得ると同時に、この秋の活躍が非常に楽しみになりました。
クラブ所属馬アルーリングボイス(父フレンチデピュティ、母アルーリングアクト、母の父エンドスウィープ 牝2歳 栗東・野村彰彦厩舎所属)が、9月4日(日)に小倉競馬場で行われた小倉2歳S(G3・芝1200m)に優勝し、見事な重賞制覇を達成しました。最内枠から徐々に進出し、3コーナーでは早めに先頭に立つ積極的な競馬でした。直線は馬場のいい外に持ち出してラストスパート、最後は2着馬の激しい追い上げにあって写真判定に持ち込まれましたが、ハナ差凌ぎ切っていました。勝ちタイムは1分9秒1で、デビュー以来3戦2勝の戦績となりました。クラブ所属馬だった本馬の母アルーリングアクトも1999年の同レースを制しており、これで母子2代での同一重賞制覇という快挙となりました。スピードと勝負根性を兼ね備えた走りは頼もしい限りで、目指すは最優秀2歳牝馬のタイトル、そして来春のクラシック路線での活躍です。
クラブ所属馬サカラート(父アフリート、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス 牡5歳 栗東・石坂正厩舎所属)が、8月17日(水)に旭川競馬場で行われたブリーダーズゴールドC(統一G2・ダート2300m)に優勝し、前走の東海S(G2)に続く重賞連覇を達成しました。スタートで出遅れる不利があって後方からの競馬となりましたが、秋山騎手の落ち着いた手綱捌きに導かれて勝負どころから外目を進出し、直線入り口では早々と先頭に立ちました。ゴール前では前年の同レースの覇者タイムパラドックスに迫られたものの、きっちりと半馬身差抑えて1着でゴール板を駆け抜けました。一人旅の逃げ切りを決めた東海Sとは対照的なレースぶりに成長の跡は歴然で、ダート界の頂点に手が届くところまで力をつけてきたことは確かと言えるでしょう。今後のますますの活躍が大変楽しみです。
クラブ所属馬レクレドール(父サンデーサイレンス 母ゴールデンサッシュ 母の父ディクタス 牝4 栗東・池江泰郎厩舎)が、8月14日(日)に札幌競馬場で行われたクイーンS(G3)で優勝し、昨年9月のローズS(G2)以来の久々の勝利で見事な重賞2勝めを飾りました。いつもより前の位置での競馬となり、勝負どころから早めに進出して直線に向いたところでは先頭に立ちました。最後は2着馬に際どく詰め寄られましたがハナ差凌ぎ切って、嬉しい重賞制覇となりました。本馬には初騎乗となった蛯名騎手の手綱捌きが光った一戦でもありました。勝ちタイムは1分46秒7。秋の大目標であるエリザベス女王杯出走へ向けて賞金を加算できたことも大きく、G1制覇の夢を目指してこれからもひた走ります。
クラブ所属馬コンラッド(父ダンスインザダーク、母ダンシングアウンティー、母の父Nureyev 牡3歳 美浦・手塚貴久厩舎所属)が、7月3日(日)に福島競馬場で行われたラジオたんぱ賞(G3)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を飾りました。レースは後方3番手を追走、道中速い流れの中、しっかりと折り合って進むと、3コーナーすぎから徐々に進出し、最後の直線で横山典騎手のゴーサインに応えて素晴らしい末脚をみせて、ゴール前では後ろからきた2頭と叩き合いの末、アタマ差抑えてゴールしました。新馬戦で1番人気に支持された素質馬が見事に結果を残した形となり、この秋の活躍が大いに楽しみになりました。
クラブ所属馬サカラート(父アフリート、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス 牡5歳 栗東・石坂正厩舎所属)が、5月22日(日)に中京競馬場で行われた東海S(G2)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を飾りました。楽な手応えでハナを切ってマイペースの逃げに持ち込むと、秋山騎手のエスコートで悠々と一人旅、最後は2着馬に7馬身の大差をつけてゴール板を駆け抜けました。勝ちタイムは2分22秒6。戦前の距離不安をあざ笑うかのような圧勝劇で、弟ヴァーミリアンに続いてスカーレットレディ産駒2頭めの重賞ウイナーとなりました。期待の高かった素質馬がいよいよ本格化を迎えた印象で、今後のさらなる活躍が大変楽しみです。
クラブ所属馬インティライミ(父スペシャルウィーク、母アンデスレディー、母の父ノーザンテースト 牡3歳 栗東・佐々木昌三厩舎所属)が5月7日(土)に京都競馬場で行われた京都新聞杯(G2・芝2200m)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を飾りました。後方からの競馬となりましたが、直線ではグングン伸びてきて、離れた2頭の叩き合いをハナ差制したところがゴールでした。勝ち時計は2分13秒0で、最後は力でねじ伏せた形です。これで通算成績を5戦3勝とし、賞金を加算して見事にダービーへの最終切符を手にしました。
クラブ所属馬ローゼンクロイツ(父サンデーサイレンス 母ロゼカラー 母の父Shirley Heights 牡3歳 栗東・橋口弘次郎厩舎所属)が、3月26日(土)に阪神競馬場で行われた毎日杯(G3・芝2000m)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を飾りました。中団のインできっちりと折り合って追走し、直線に向いて安藤勝騎手のゴーサインに反応すると鋭い伸びを披露しました。直線半ばでは外に寄れる幼さもみせましたが、最後は2着馬に1馬身1/4差をつける快勝でした。勝ちタイムは2分02秒2。これで通算成績は5戦3勝となり、胸を張って皐月賞(G1)の晴れ舞台に駒を進めます。
クラブ所属馬ライラプス(父フレンチデピュティ 母フサイチエアデール 母の父サンデーサイレンス 牝3歳 栗東・松田国英厩舎所属)が、2月19日に東京競馬場で行われたクイーンC(G3・芝1600m)に優勝し、嬉しい重賞初制覇を成し遂げました。好位のインでうまくレースの流れに乗り、直線半ばでは武豊騎手のゴーサインに瞬時に反応、狭いスペースをあっという間に割って出ました。2着馬に1馬身1/2差をつける完勝劇で、勝ちタイムは1分38秒1(重馬場)。この勝利で桜花賞の最有力候補に名乗りをあげました。
クラブ所属馬クラフトワーク(父ペンタイア 母ワーキングガール 母の父パドスール 牡5歳 美浦・後藤由之厩舎所属)が、1月23日に中山競馬場で行われたアメリカジョッキークラブカップ(G2・芝2200m)に優勝し、うれしい重賞3連勝を飾りました。レースは先行5番手を追走、ペースが落ち着いても掛かることなく進むと、最後の直線で鞍上の横山典騎手の追い出しに応えて、大外から鋭い脚で他馬をまとめて差し切りました。タイムは2分11秒4。前走ハイペース、今回スローペースと、道中の流れが変わっても、確実に伸びてくる強さをアピールする内容でした。G2を勝利した本馬の次の狙いは、もちろんG1です。
クラブ所属馬ペールギュント(父サンデーサイレンス 母ツィンクルブライド 母の父リファール 牡3歳 栗東・橋口弘次郎厩舎所属)が、1月10日(月)に京都競馬場で行われたシンザン記念(G3・芝1600m)で優勝し、嬉しい重賞2勝めを挙げました。例によって後方からの競馬となりましたが、勝負どころから外目を一気に上がっていきました。直線は2頭併せ馬の形で激しい追い比べとなりましたが、きわどくハナ差制しました。勝ちタイムは1分35秒7。前走の朝日杯フューチュリティSでは悔しい敗戦を喫しましたが、見事その鬱憤を晴らす勝利で2005年の好スタートを切りました。大目標である春のクラシックへ向けて、視界は良好といえます。
クラブ所属馬クラフトワーク(父ペンタイア 母ワーキングガール 母の父パドスール 牡5歳 美浦・後藤由之厩舎所属)が、1月5日に中山競馬場で行われた金杯(G3・芝2000m)に優勝し重賞2連勝を飾りました。レースは後方4番手を追走、道中ペースが速くなる中、最内でジックリと進み、勝負どころでコーナーワークを利用しスルスルと中団まで押し上げると、最後の直線で素晴らしい伸び脚をみせ、2着に1馬身差をつける完勝劇でした。タイムは1分59秒0。鞍上の横山典弘騎手も自らベストの騎乗と言うほど、本馬の能力を最大限に生かした騎乗でした。3歳時クラシックを賑わした実力馬が、古馬になってさらなる活躍が期待されます。サンデーサラブレッドクラブも年明けから好スタートをきることができました。
クラブ所属馬ヴァーミリアン(父エルコンドルパサー 母スカーレットレディ 母の父サンデーサイレンス 牡2歳 栗東・石坂正厩舎所属)が、12月25日(土)に阪神競馬場で行われたラジオたんぱ杯2歳S(G3・芝2000m)に優勝し、うれしい重賞初制覇を成し遂げました。スローペースにも掛かるところはなく2番手からの競馬、直線に向くと武豊騎手のGOサインに鋭く反応して、堂々と先頭に立ちました。そのまま最後まで脚色は衰えず、前走の京都2歳Sで苦杯を喫したローゼンクロイツの追撃を1馬身抑えて、1着でゴール板を駆け抜けました。勝ちタイムは2分03秒5。完璧なレース運びでライバルに雪辱し、来春のクラシックへ向けて楽しみな新星誕生となりました。なお、父エルコンドルパサーは初の重賞勝ち馬を輩出しました。
クラブ所属馬フェリシア(父グラスワンダー 母フェルモイ 母の父Irish River 牝2歳 美浦・上原博之厩舎所属)が、12月19日(日)中山・フェアリーS(G3・芝1200m)に優勝し、うれしい重賞初制覇を成し遂げました。レースは中団後方を追走、道中徐々に押し上げていき、勝負どころでは鞍上の横山典騎手がまわりをみる余裕があるほどの手応えで直線を迎えると、最後は上がり最速の34秒2で後続を一気に差し切りました。タイムは1分8秒5。レベルが高いといわれる新潟2歳S出走の経験が生きた落ち着いたレース運びで、テン良し、中良し、終い良しの理想的な内容といえ、来春のクラシックが楽しみになりました。また父グラスワンダーは初の重賞勝ち馬を輩出しました。
クラブ所属馬デルタブルース(父ダンスインザダーク 母ディクシースプラッシュ 母の父Dixieland Band 牡3歳 栗東・角居勝彦厩舎所属)が、10月24日(日)に京都競馬場で行われた菊花賞(G1・芝3000m)で優勝し、G1ならびに重賞初制覇を成し遂げました。勝ちタイムは3分5秒7。レースは先行5番手を追走、道中スローな流れの中、逃げ馬をみながら進みました。その後2週めの3コーナーから仕掛けはじめ、4コーナーで先頭に並びかけると、残り300mで早々と先頭に立ち、岩田騎手の手綱さばきに応えて最後まで脚が衰えることなく、そのまま後続を抑えました。前走1000万下クラスを勝ったばかりでのG1挑戦でしたが、父ダンスインザダーク譲りのステイヤーとしての資質を存分に生かした先行押し切りでの勝利でした。長距離路線でのさらなる活躍が期待されます。
クラブ所属馬ペールギュント(父サンデーサイレンス 母ツィンクルブライド 母の父リファール 牡2歳 栗東・橋口弘次郎厩舎所属)が、10月16日(土)に京都競馬場で行われたデイリー杯2歳S(G2・芝1600m)で優勝し、嬉しい重賞初制覇を成し遂げました。最後方からの競馬でじっくりと脚を溜めて、直線に向いて小牧騎手のGOサインに反応すると、驚異的な末脚を爆発させました。大外から全馬をまとめて差し切り、1分34秒3のタイムでゴール板を駆け抜けました。桜花賞でハナ差の2着に泣いた母ツィンクルブライドの無念を晴らすべく、来春のクラシックへ向けて期待の新星の誕生です。
クラブ所属馬レクレドール(父サンデーサイレンス 母ゴールデンサッシュ 母の父ディクタス 牝3 栗東・池江泰郎厩舎)が、9月19日(日)に阪神競馬場で行われたローズS(G2・芝2000m)で優勝し、嬉しい重賞初制覇を成し遂げました。スタートは今ひとつだったものの、後方からじっくりと追走して末脚を温存する競馬となりました。直線に向いて安藤勝騎手のゴーサインに反応すると素晴らしい伸びをみせ、ゴール前の接戦を見事にクビ差制しました。ステイゴールドの全妹という良血馬が秋の大舞台を前にしてついに本格化し、破竹の3連勝で通算成績は5戦3勝。胸を張って10月17日(日)京都・秋華賞(G1)へと向かいます。
クラブ所属馬アンブロワーズ(父フレンチデピュティ 母フサイチミニヨン 母の父サンデーサイレンス 牝2 美浦・小島太厩舎)が、8月8(日)に函館競馬場で行われた函館2歳S(G3・芝1200m)を1分10秒4で優勝し、初重賞制覇を飾るとともに、この世代初の重賞勝ち馬となりました。レースはスタートが今ひとつでしたが、スッと好位2番手につけると、道中逃げ馬をマークする展開となりました。その後4コーナーで逃げ馬をとらえると、最後の直線でバテることなく良い脚を長く使い、そのまま先頭でゴールしました。キャリア2戦めながら、馬群を嫌がらない勝負根性と騎手の追い出しに素早く反応するセンスの良さは特筆もので、これからの活躍が非常に期待されます。また今年から日本生まれの産駒がデビューしている父フレンチデピュティに重賞勝利をプレゼントすることとなり、同馬の産駒の活躍がさらに注目されます。
クラブ所属馬クラフトワーク(父ペンタイア 母ワーキングガール 母の父パドスール 牡4 美浦・後藤由之厩舎)が、7月25(日)に函館競馬場で行われた函館記念(G3・芝2000m)を2分00秒6で優勝し、うれしい重賞初制覇を成し遂げました。レースは中団後方を追走、道中じっくりと脚をため、勝負どころでも焦らずワンテンポ遅らせて仕掛けると、最後の直線で素晴らしい末脚をみせ、2着馬をクビ差きっちり差しきりました。仕切り直しの復帰戦から結果を出した同馬は、今年さらなる活躍が期待されます。
クラブ所属馬ブランディス(父サクラバクシンオー 母メゾンブランシュ 母の父Alleged せん7歳 美浦・藤原辰雄厩舎)が、4月17日(土)に中山競馬場で行われた中山グランドジャンプ(JG1・芝4250m・国際競走)を4分47秒0のレコードタイムで優勝し、見事G1レース2連勝を飾りました。レースは馬の行く気にまかせて3番手を楽に追走。大江原騎手のロスのないコースどりと、まったく危なげのない飛越で中山名物の大竹柵と大土塁(通称赤レンガ)などの難関を次々にクリア、2週めの3コーナーから仕掛けると、直線入口では早くも先頭に立ちました。直線でもその脚色は衰えることなく、ゴールでは2着馬に5馬身差をつける圧倒的な勝利でした。障害ホースとしていままさに円熟期を迎えた本馬は、次は障害G1・3連勝という偉業を目指します。
クラブ所属馬ブランディス(父サクラバクシンオー 母メゾンブランシュ 母の父Alleged せん7歳 美浦・藤原辰雄厩舎)が、1月10日(土)に中山競馬場で行われた第126回中山大障害(G1・芝4100m)を4分40秒9のタイムで優勝し、見事G1初勝利を飾りました。レースは積極的に先頭に立ち無難な飛越で主導権を握ると、大竹柵障害も危なげなくクリアし、2週めの3コーナーすぎから仕掛け、最後まで脚が衰えることなく、後続をしりぞける完勝劇でした。障害馬として成熟期を迎えており、さらなる活躍が期待されます。
クラブ所属馬ヴィータローザ(父サンデーサイレンス 母ローザネイ 母の父Lyphard 牡3歳 栗東・橋口厩舎)が9月21日(日)に中山競馬場で行われたセントライト賞(G2・芝2200m)に出走し、重賞2連勝を飾りました。レースは好スタートから先団にとりつき、ペースを見計らって中団にさげました。向こう正面でうまく外目にだすと、3コーナー手前から蛯名騎手のゴーサインに応えて進出、4コーナーで早々と先頭に立ち、最後の直線で道悪馬場をものともせず壮絶な叩き合いを制し、最後は3/4馬身突き放す勝負強さをみせました。タイムは2.24.5。トライアルレースを制し、堂々と本番の菊花賞へ向かいます。
クラブ所属馬ヴィータローザ(父サンデーサイレンス 母ローザネイ 母の父Lyphard 牡3歳 栗東・橋口厩舎)が7月6日(日)に福島競馬場で行われたラジオたんぱ賞(G3・芝1800m)に出走し見事重賞初勝利を飾りました。レースは中団を追走、直線の短い競馬場を意識して早めに進出すると、最後の直線では鞍上の蛯名騎手の指示にしっかり反応し鋭く伸びて、最後は後続を突き放し2着に1馬身1/2差つけました。勝ちタイムは1.48.4。スケールのある勝ち方で、秋にはG1のタイトルを狙います。
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